『ちっちゃくてデカくて可愛い七瀬さんを勘違い元カレから奪って幸せにする②』感想|イチャイチャ加速の続刊ラブコメ
総合評価
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作品情報
タイトル:ちっちゃくてデカくて可愛い七瀬さんを勘違い元カレから奪って幸せにする2
著者:烏丸 英
イラスト:瑠川 ねぎ
出版社:富士見ファンタジア文庫(KADOKAWA)
あらすじ
水族館デートに花火大会。夏に向かってゆっくりと過ぎていく日常の中で、雄介とひよりはお互いを想いながら、少しずつ距離を縮めていきます。
ボディタッチ多めの甘い空気は相変わらずですが、まだ“恋人”にはなりきれていない二人。雄介は勇気を出して一歩踏み出したいと思いつつも、決定打を出せずにいます。
そんな中、勘違いを深める元カレは「ひよりとの関係が戻らないのは雄介のせいだ」と思い込み、ひよりの家族まで巻き込んだ怪しい計画を進め始めます。
救出の一件を経た“その後”だからこそ、二人の関係がどう変わっていくのか、そして元カレの暴走がどこまで転がっていくのかが見どころです。
甘さ強めのイチャイチャと、危うい火種が同居する――ラブコメ第2弾です。
詳細評価(5段階)
主人公:
ひよりと過ごす時間の中で気持ちが少しずつ大きくなり、決意を固めるまでの流れが自然で良かったです。
1巻よりも人間味が増していて、彼女の幸せだけでなく「自分も幸せになりたい」と考えられるようになった点が共感しやすかったです。
相変わらず女性には奥手ですが、ハイスペックで頼れるところは健在で、応援したくなる主人公でした。
ヒロイン:
雄介と出会ったことで、ひよりが幸せそうに学校生活を送っている様子が丁寧に描かれていて、読んでいて微笑ましくなりました。
雄介へのアピールもどんどん加熱していき、距離の詰め方が可愛くてニヤニヤしながら読めます。
2人がこうなった経緯を知っている身としては、行動のひとつひとつに納得できる場面が多く、ヒロインとしての魅力がしっかり出ていました。
シナリオ:
難しい設定や分かりにくい要素はほとんどなく、最後までサクサク読めるテンポの良さが魅力でした。
ラブコメ成分が多めで、甘いやり取りをしっかり楽しめる構成になっています。
元カレの妨害もありますが、やりすぎず“適度なスパイス”として効いていて、物語の起伏としてちょうど良かったです。
気楽さ:
今作から読み始めても、序盤で流れの説明があるので大きく困らないと感じました。
基本はイチャイチャ中心で、深く考えずに気楽に読み進められるタイプです。
シリアスに寄りすぎないので、甘いラブコメを求めているときにちょうど良い読み心地でした。
後味:
今回も無事に決着がつき、読後はスッキリした気持ちになれました。
ただ、元カレに対して「注意してくれる存在はいなかったのか」「いたとしても聞き入れなかったのか」と、少し可哀想に見える部分はあります。
それでも、ひよりと雄介の今後が気になる“続きが読みたくなる”終わり方で、満足度は高かったです。
長さ:
テンポよく進んでいくので、読んでいて引っかかるところが少なくスムーズでした。
サクッと読めるのに、ちゃんと満足感が残るボリューム感です。
日常パートとイベントのバランスも良く、2巻としてちょうどいい長さでした。
良かった点
まず、ラブコメ成分が濃くて、ひよりからのアピールが多いのが素直に楽しかったです。距離感が近い会話や、二人の空気が甘くなっていく流れが続くので、ニヤニヤしながら読める場面が多めでした。
さらに、雄介の行動が結果的に周囲の評価を高め、状況を良い方向へ転がしていく展開が気持ちよかったです。具体的な出来事は伏せますが、「そこはちゃんと報われてほしい」と思うところが、しっかりスカッとする形で回収されるのが良かったです。
そして単純に、イラストが可愛くて魅力的でした。表情や仕草の見せ方が上手く、甘いシーンの空気感がより引き立っていたと思います。
気になった点
元カレはやっていること自体に同情はできないのですが、見ていて少し可哀想に感じる部分はありました。「誰かが止めてくれなかったのか」「止めても聞かなかったのか」と思うような、暴走が進んでいく描写があるので、そこは好みが分かれるかもしれません。
また、ややえっちなイラスト(雰囲気が強めの絵)があるので、そういった要素が苦手な方は少し注意したほうがいいと思います。
実際に読んで感じたこと
全体としては、ニヤニヤ多めで気楽に読めるラブコメでした。甘い日常パートがしっかりありつつ、邪魔が入ることで“関係が進むきっかけ”にもなっていて、テンポよく最後まで読めます。
加えて、読後はスカッとする感覚が残るのが良かったです。続きも自然に気になる終わり方なので、シリーズを追っている人なら安心して楽しめる2巻だと思いました。
まとめ
『ちっちゃくてデカくて可愛い七瀬さんを勘違い元カレから奪って幸せにする②』は、甘さ強めのイチャイチャを軸にしつつ、元カレの勘違いが“適度なスパイス”として効いているラブコメ続刊でした。ひよりのアピールはさらに加速し、雄介も1巻より人間味が増していて、関係が少しずつ進んでいく流れが素直に楽しかったです。読後はスカッとできて、二人の今後も見届けたくなる終わり方なので、シリーズを追っている人なら満足しやすい2巻だと思います。
ちなみに今回は、第3巻が発売されたタイミングに合わせて記事にしました(自分は購入済みです)。このまま続刊も追う前提で、しっかり“繋ぎ”として読める内容でした。
結論:この本は「買い」か?
甘さ強めのイチャイチャをたっぷり楽しめて、読後はスカッとできる続刊です。
一方で、元カレの暴走パートや、ややえっちなイラストがあるので、そこが好みを分けるポイントになります。
「ヒロインからグイグイ来る恋愛の甘さを浴びたい人向けの2巻」でした。
第3巻が発売された今、続きを追う前に2巻で“二人の距離がどう進むか”を確認しておくのもおすすめです。
✅ こんな人には特におすすめ
- イチャイチャ多めのラブコメが好き
- ヒロイン側から積極的に距離を詰めてくる展開が刺さる
- ほどよい波乱(邪魔・妨害)も含めて、最後はスカッとしたい
❌ こんな人には向かないかも
- 元カレの勘違い暴走がしんどく感じやすい
- えっちな雰囲気のイラストが苦手
- 甘さよりも、濃いドラマや重めの恋愛を求めている
第3巻が発売された今、二人の関係が進む2巻は押さえておくとより楽しめます。購入・試し読みはこちらから。
富士見ファンタジア文庫(KADOKAWA)様公式サイトはこちら

