『お気楽領主の楽しい領地防衛 2巻』感想レビュー|領地運営の裏で見える“戦う覚悟”とは?
千代瀬
千代瀬の冒険
総合評価
※画像はKADOKAWA様公式サイトより引用
2巻では、学園での“影の実力者ごっこ”がますます加速。
シドの妄想ムーブが奇跡的に事実と噛み合い、
本人はふざけているつもりでも、周囲からは本物として扱われてしまう流れがさらに過激に。
さらに、シャドウガーデンの新メンバーや他組織の動きも描かれ、
単なるギャグだけでなく「陰の勢力どうしの戦い」が本格化していく。
学園生活を送りながら、影の実力者ごっこを続けるシド。
だが、その“ごっこ”がまたしても奇跡的に状況と噛み合い、
周囲はますます彼を本物の「影の支配者」として認識していく。
舞台は学園の外へ、
シドの“演技”は否応なく現実の戦いを巻き込んでいく──。
1巻がとても面白かったので、その勢いで2巻も読みました。
さらにヒロインが増え、新たな“妄想イベント”が奇跡的に現実と噛み合っていく展開は相変わらず面白かったです。
シド的には大満足な展開だとは思いますが、ヒロインたちが少し不憫に感じる場面もありました。
シドの“影の実力者ごっこ”はますます加速し、
笑えるのにスケールが大きくなっていくギャップが魅力的な2巻でした。
このテンションのまま、次巻もどんな展開になるのか楽しみです。